海まで日記

おなかのなかの声を聴く。ごく私的な、習慣と実験のためのメモ書き。

目を開く。

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暖かい1日。なんとか時間をつくって海によってから駅へ。
海まで散歩をしようと決めて2日目でやらないわけにいかない。
今朝は昨日の雨で、黒く湿った砂浜。男性がふたりヨットを用意していた。
ちょうどこれから海へ出るというところ。
ちらりと見ると、ヨットは思ったより小さい。
あの大きさで、海へと漕ぎ出す。
気持ちがいいだろうし、恐くもあるだろうなと思う。


急いでいたので、海から駅までgooglemapを睨みながら早足。
引っ越して2年なのに、このあたりの道は未だに迷う。
わかった気になって、ちゃんと見ていないからだ。
ちゃんと目を開いていないと新しいものは見えない。
わかったようでわかっていない。
なんて思いながら、わしわし歩く。

 

たぶん、私は怒っていて、歩いていてもその気配が離れない。

でも歩きながら、ふと、そうか怒っているというか閉じているんだなということに気がつく。
体をこわばらせて、怖いことが起こらないように。ひどい目にあわないように。

閉じていても、見えるものは見えない。
怖くても、開いていかないと、新しいものは何も見えないんだな。